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想像力に、翼を。から始まる地味なMobile Life Blog

WEC 2022 Rd.5 6HOURS OF FUJIに行ってきました

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FIA世界耐久選手権 第5戦 富士6時間耐久レースに行ってきました。コロナ禍で日本では世界選手権が2年間行なわれなかったため、2019年以来3年ぶりの開催です。今年は予選・決勝とも快晴でした。例年10月に行われているWEC Fujiですが、今年は9月開催となりました。

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今回はパドックパスを購入して行ったのですが、ピット裏のスペースは制限エリアとなりパドックパスでは入場出来ませんでした。日本側(JAF)と海外側(LMEM)での運営規則などの関係や、コロナの状況をみながら、関係各所と協議を何度も重ねたため、入場範囲決定まで時間がかかっていたようで、パスの購入時にはこの制限エリアについての案内がありませんでした。個人的には世界選手権特有のパドックの雰囲気を楽しみにしていたので非常に残念でした。一方でピットウォークではオートグラフセッションも行なわれました。

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待ちに待ったGR010と前戦のモンツァから参戦したPeugeotの9X8を含めた5台がハイパーカークラスから出走です。残念ながらGLICKENHAUSは富士ラウンドは欠席です。ここ数年は片手で数えられる参戦台数に留まっているハイパーカークラスですが、来年からはLMDh勢の参戦によって一気に賑やかになりそうで今から楽しみです。

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スタート進行ではWEC富士では初となる陸上自衛隊ヘリから隊員が地上に降下し、「スタートフラッグマーシャル」を務める杉浦佳子選手(東京2020パラリンピック 女子ロードレースの金メダリスト)に日本国旗を手渡す「スタートフラッグハンドオーバー」が行われました。ル・マンでお馴染のあの後継が富士スピードウェイでも見られました。グランドスタンド間近でヘリがホバリングしているのは迫力がありました。これは来年以降も続けて欲しい演出です。

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土曜日に行なわれた予選、ポールポジション小林可夢偉選手がアタックするTOYOTA 7号車が獲得。100分の2秒差の総合2番手にはブレンドン・ハートレー選手がアタックした8号車がつけました。

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リアウイングがないPeugeot 9X8は大注目。リアウイングがないのでシャークフィンがちょんまげみたいに見えるのは私だけでしょうか。

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LMGTE Proクラスは今年がラストイヤーなのでワークスカラーのマシンは見納めです。特にミッドシップになったコルベットC8.Rは今回が最初で最後の富士ということでこちらも注目でした。

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LMGTE Amクラスには日本からD'STATION・レーシングがアウトンマーティンで参戦しています。予選は4番手獲得かと思おわれましたが、黄旗区間で減速しなかったとしてタイム抹消となり最後尾からのスタートとなりました。決勝はスタートドライバーを務めた藤井選手の追い上げもあり見事今シーズン初表彰台となる3位フィニッシュとなりました。

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総合優勝は2番手からスタートしたTOYOTA 8号車、2位にTOYOTA 7号車となり、見事ホームレースでTOYOTAが1-2フィニッシュを達成しました。レースはFCYもセーフティーカーもないクリーンなレースで231ラップを数えました。

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今年で10周年を迎えたWEC、また来年です。