決勝日は予選日と変わって曇り。スタートセレモニーの頃には日射しもありましたが、スタート直前になってウェット宣言が出され、レース時間中は曇り時々雨模様となりました。
スタート直後は1号車 REBELLION RACINGが7号車TOYOTAの前に出る展開。しばらくポジションを争いながらのレースとなりました。最終コーナー立ち上がりではTS050 HYBRIDがその加速を活かして前に立ちますが、サクセスハンディキャップによりトップスピードが伸びないためストレートエンドでは1号車REBELLION RACINGが再び前に立つという擬かしいレースが続きます。
LMGTE Proクラスはクラスポールスタートの91号車Porscheがドライブスルーペナルティを受けて後退、代わってトップに立ったのは95号車ASTON MARTIN RACING Vantage AMR。大きなディフューザーが特徴的です。
90号車 TF SPORT Vantage AMRが雷電姫効果(?)でクラス優勝。
TOYOTA以外の日本勢ではLMGTE Amクラス88号車 DEMPSEY-PROTON RACING Porsche 911RSRに昨年に引続き星野敏選手がスポット参戦。残念ながらオープニングラップにダンロップコーナーで接触があり、クラス9位でフィニッシュ。
同じくLMGTE Amクラス70号車MR RACINGは今年からケイ・コッツォリーノ選手が参戦。元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラ選手とのバトルは今回のレースで一番白熱したバトルでした。最終的にサイドミラーが取れてしまう接触がありながらも見事フィジケラ選手をかわしてクラス4位でフィニッシュ。惜しくも表彰台には上がれませんでした。 LMP2 33号車 HIGH CLASS RACINGの山下健太選手は見事な走りでクラス5位フィニッシュとなりました。
6時間のレースがあっという間に感じてしまうほどやっぱりWECは面白いです。 LMP1のワークスがTOYOTAのみとなったり、来年からハイパーカー規程になったりと、楽しみやら不安やらのWECですが、様々なクラスの車両がそれぞれのレースを展開してプロアマが同じ土俵で争われる世界選手権は非常に魅力的です。 また来年。
(あ、ジネッタ忘れてた……。 WECの写真はFlickrのアルバムにまとめてあります。 今回からこれまでのコンデジではなくってOM-D E-M5 Mk2で撮影した写真です。 S耐でもE-M5 Mk2で撮影していませんでしたが、今回は望遠レンズを投入したので少しは見られる写真が撮れましたかね。