今年で8年目となるFIA世界耐久選手権。昨年のSUPER SEASONを経て開幕が秋となり初のシーズンです。このため富士ラウンドは第2戦となりました。今年も予選・決勝の2日間の観戦です。天気が心配されましたが、予選日は快晴、10月としてはかなり高い気温となりました。 昨年はフェルナンド・アロンソ選手の人気でピットウォーク中のオートグラフセッションは大盛況でしたが、今年はそこまでの人出ではありませんでした。おかげで目当てのドライバーのサインはコンプリート出来ました。今年から8号車に乗り込むブレンドン・ハートレー選手のサインもゲット。2016年のPorsche時代にもサインを頂けましたが、今年のはTOYOTAのハートレー選手としてのサインなのでレア!
この他にも今年はLMP2 33号車 HIGH CLASS RACINGから山下健太選手が参戦しており注目されています。
個人的に注目だったのは、突如チームのマスコットキャラを発表したLMGTE Am 90号車 TF SPORT。富士ラウンドに向けてマスコットキャラクターを公募していたことは知っていましたが、まさか本当に登場してくるとは。「雷電姫」というようですが、今後の展開が気になります。
今年からダンロップに変わりグッドイヤーがタイヤサプライヤーとして参入しました。供給はLMP2クラスのみですが、世界選手権でタイヤコンペティションが見られるシリーズは少ないため貴重です。
ポールポジションは8号車TOYOTA GAZOO RACING TS050 HYBRID。来シーズンからハイパーカー規程が導入されるため富士でのラストランとなります。今シーズンから導入されたサクセスハンディキャップによりストレートでの最高速度は伸びませんが、コーナー出口でのロケットのような加速は健在です。
予選は91号車 Porsche GT TEAM 911lRSR-19がクラスポールを獲得。911RSRは昨シーズンにエンジン搭載位置を"リアアクスルの前方に移動"したことで副次的にエキゾーストノートが官能的なまでに甲高く響くようになっておりお気に入りのマシンでしたが、今シーズンはさらなる改良版として新車を投入してきました。こちらも他メーカーのLMGTE車両がターボエンジンなのに対してNAエンジンを踏襲しているため甲高い音ですが、昨年型のほうが私好みでした。昨年型はLMGTE Amクラスから出走しているので、今年もその官能的なエキゾーストノートを耳にすることが出来ました。