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想像力に、翼を。から始まる地味なMobile Life Blog

iPhoneが日本に上陸する日

本といえば雑誌か小説くらいしか読まないのですがこの本は前から気になっていました。発売からは大分たっていますがこの間書店で見つけたので読んでみました。著者は携帯電話研究家の山根康宏氏です。
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前半はiPhoneの説明なのでこれまでも散々いろんなところで書かれているようなことですが、後半の日本と世界の携帯電話事情の違いに関する話は非常に面白いです。ここら辺はさすがに実際に海外で携帯電話を使っている人の話は説得力があります。
iPhoneは「高機能ケータイ」でも「ケータイ内蔵iPod」でもない。アップルの理想を実現化したiPhoneというデバイスそのものなのである。
この文章が日本のケータイとiPhoneの違いを見事に表しているのではないでしょうか。ケータイそれ自体ですべてを完結してしまわずにPCと連携することを前提とした携帯電話こそこれからのモバイル市場で生き残っていくことができると思います。 日本の携帯電話市場もすでに普及期を過ぎてしまったわけでこれからは緩やかにでもビジネスモデルの転換をはかる時期でしょう。 iPhoneに興味がないひとでも日本と世界の携帯電話事情の違いの話は読み物として楽しめる内容だと思います。