ウィルコムがハイブリットW-ZERO3を発表
ウィルコムがハイブリットW-ZERO3を発表
先日のdocomoとSoftBankの新機種発表に続いて今度はウィルコムが新端末を発表した。2社のように複数の端末を一斉に発表する訳ではなかった、今回発表された1機種でも十分にインパクトがあった。PHSのウィルコムが発表したのはW-CDMA端末だったのだから。
ウィルコムの新モデルはシャープ製「WS027SH」。型番の他に「HYBRID W-ZERO3」の名前が冠されている。「WS027SH」はPHSとW-CDMAの2つの通信機能を搭載している。PHSと携帯電話両方の通信方式を備えていることから「HYBRID」というわけだ。W-CDMAはdocomoから借りている3.5G網で2.1GHzと800MHz帯を使用。下り最大7.2Mbps,上り最大5.6Mbpsとなる。ちなみにSIMフリーということなので、docomo以外のSIMカードも使える。ただし、サポート対象外となる。PHS側のW-SIMはGSMモジュールを挿すことによりGSM方式にも対応する事が出来る。
端末はスライド式の10キータイプでQWERTYキーを取っ払ったことは意外だった。ディスプレイは3.5インチタッチパネル、解像度は480×854。カーソルキーにはジョグ機能を内蔵した「Xcrawl(エクスクロール)」が搭載される。OSはWindows Mobile6.5 Professionalを採用。WLAN(IEEE802.11b/g、Bluetooth2.0、IrDAを搭載する。
PHSとW-CDMAに対応というだけでなんだか面白そうな端末が出て来たなと。私の中では先日のdocomoとSoftBankの発表を吹っ飛ばしてくれるくらいのインパクトはあった。端末の性能がどうこうというよりもPHSと携帯電話の両通信方式(GSMも含めると3つ)が1つの端末に押し込まれているのが興味深い。月額料金はまだ未定のようだがぜひ1台確保したいと思う。
WILLCOM|マイクロソフトの最新モバイルOS「Windows Mobile 6.5」搭載 新スタイル“テンキースマートフォン”「HYBRID W-ZERO3」の発売について